Mr.Children(ミスターチルドレン)の隠れた名曲
私はこのミスターチルドレンの さよなら2001年 という曲が大好きです。
ねぇ 神様
僕等に課せられてる そんな使命があるとしたら
進化むこと? それとも総てを終わらすこと?
この歌詞、見るたびに泣きそうになります。
2001年 9.11 アメリカで同時多発テロが起きました。
このさよなら2001年は、おそらく同時多発テロに衝撃を受けての曲、だったと思うのですが、
当時はわけもわからず聞いていました。
そして、わけもわからず泣いていたのを覚えています。
自分にとっては、この曲はとても切ないものでした。
そして、歌詞の意味を知ったとき、より一層切なくなったことを覚えています。
アメリカの同時多発テロ、当時映像を見たってピンと来ませんでした。
みんなのように衝撃的だった!
と思えなかったのです。
政治の行方なんて、核爆弾だって、本当はどうでもよかった。
世界の一部が、壊れたって誰も消えてなくならないのならば、
変な話もう世界が一瞬で滅ぶのなら、みんなが同時で一瞬にして消えるならそれでもいいと思う。
ただ、たった一つだけ、
その旅客機に乗った、罪のない人々が、飛行機を乗っ取られてから、ビルに突っ込んで死んでいくまでの心情を思うとなんとも言えない気持ちになりました。
その時間どれだけの苦しい、悲しい、不安、そんな思いを巡らせては、何回絶望したのだろう。
きっとあなたには大切な人がいて
きっとあなたの生活には笑顔やそれと同じくらいの悲しみがあって、
それでいて、きっとあなたにはたくさんの未来があった。
というのに。
もし優しさが 意味を無くして
あらゆる人が 武器を取るなら
僕を握りつぶしてそっと火をつけてくれないか
願いを空へとそっと届けるから。
人々が苦しみの中にいること、絶望の中にいることが、人間にとってとてつもなく悲しいことであり続けてほしい、ただそう思いました。
この曲、歌詞は、戦争にたいしてだけでなく、今起きている個々の生活で起こるさまざまな出来事に、気持ちを重ねることができる歌なのではないかと思いました。
今年こそはきっとあなたに
たくさんのいいことがありますように
今年こそはきっと世界に
たくさんのいいことがありますように